浮気による別れの前に備えておきたいものとは？
「夫が浮気しているのではないか疑いはじめている」
「妻の様子がなんだか最近変な気がする」
そう考えている方は、まず浮気の証拠集めをしておきましょう。離婚をするとなった場合でも、証拠があると自分に有利になります。
そこで今回は失敗しがちな浮気証拠の集め方について見てみましょう。
浮気の証拠となるものとは？
一般的に素人が浮気の証拠として思いつくのは、LINEやメールなどのやり取りが多いのではないでしょうか。しかし実は、浮気相手とのやり取りは「浮気の証拠にはならない」のです！
なぜかというと、浮気の証拠とは「夫または妻と浮気相手の肉体的関係があったと分かるもの」でなければならないからです。なので確実な浮気の証拠となるのは①ラブホテルに一緒に出入りする写真②浮気相手の家に出入りする写真などが必要になります。
ラブホテルや相手の家に出入りしている写真が浮気の証拠になるのはもちろんですが、LINEやメールのやり取りが証拠にならないというのは驚きですね。この他にも意外な浮気の証拠にならないものがあります。
浮気の証拠にならないもの
・浮気相手とのLINEやメールのやり取り
・浮気相手との電話履歴
・デートスポットで撮られた浮気相手とのツーショット写真
・見覚えのないアダルトグッズ、コンドーム
・女性の生活用品
・プレゼントを買ったレシート
これらのものが出てきたら確実に浮気！と思うものですが、浮気の証拠としては弱く、慰謝料請求や裁判の際には証拠不十分となることもあります。
では、確実な証拠を集めようと考えたとき、大抵の場合は証拠集めに失敗してしまいます。なぜ証拠集めに失敗してしまうのでしょうか？
浮気の証拠集めが失敗してしまう理由3つ
①パートナーのもっとも警戒している相手があなただから
浮気しているパートナーは、誰よりもあなたに浮気の事実がバレてしまうことを恐れているでしょう。もしあなたが疑っていると感づけば警戒心を強めてしまうので、証拠集めはさらに難しくなります。
②浮気しているパートナーに感情的になってしまうから
パートナーの浮気が確実になってしまった時、ショックを受け冷静さを失ってしまう人がほとんどです。愛している人からの裏切りほど悲しいものはないですよね。
浮気をしていることを問い詰めたとしてもよっぽどの証拠がなければ浮気を認めることもしないでしょう。それどころか反対に責められるなんてことも考えられ、さらに2人の距離が離れてしまうことも。
③浮気の証拠集めの知識・技術がないから
素人の証拠集めは限界があります。どんな証拠が有力で、どう証拠集めをすればいいか知らないので当然ですね。
ならどうすればいいのか？というと、自分である程度集められる証拠や情報を掴んで、探偵に頼むのです。探偵に依頼することが最も近道と言えます。
自力で浮気の証拠を集める方法
自分1人で浮気の証拠を集めるのは難しいことですが、できる限り自分で証拠を集めようと思ったときは大きく分けて3つの方法があります。
①物的証拠を集める
パートナーの洋服のポケットや手帳、財布、かばんの中、机の引き出しや本の間、ゴミ箱など、何か隠せそうなところはこまめにチェックする方法です。浮気相手との写真やもらった手紙、プレゼント、領収書など物として残っているものは全て集めておきましょう。
この方法のメリット
比較的集めやすく、見つけやすい証拠が多いです。パートナーがお風呂に入っている時や外出中、寝ている時など意外とタイミングがあります。
この方法のデメリット
証拠を見つけたことをパートナーに感づかれる可能性が高いです。隠しておいた物がなくなったり、位置がずれていれば分かるので、証拠がある場所を把握しておき、最後に証拠を突きつけるなどをすると良いかもしれませんね。
②情報を集める
LINEやメール、Facebookでのやり取りの詳細や、携帯の通話履歴、パソコンの履歴などネットなどに残る情報を集める方法です。それだけで確実な証拠にはなりませんが、毎週決まって帰宅が遅い日や急な出張でいない日など浮気相手と会いそうなタイミングをチェックしておくことも大切です。
この方法のメリット
浮気相手が誰なのかを特定するのに役に立ちます。名前や呼び名は分からなくても会話の内容から、職場の同僚であるのか、学生時代の友達なのか、など関係性は分かるかと思います。
この方法のデメリット
携帯やパソコンなどはパスワードが必要な場合が多く、気付かないうちに不正アクセスとなってしまう場合もあります。そのため難易度も上がりますし、会話の記録を印刷などしなければ履歴を消されてしまうことも考えられます。
③現場を記録する
1番確実な証拠となるのは、パートナーが浮気相手の自宅やラブホテルに一緒に入っていく様子を撮った写真や、不貞行為の最中の写真・動画・会話を録音したものなど、浮気現場をその場で記録する方法です。
これを行うには、ある程度事前に浮気相手の居場所を把握しておくか、パートナーのGPSから居場所を把握する必要があります。
この方法のメリット
調停や裁判になった時は、もっとも確実な証拠となります。1回でも効果は多少ありますが、複数回にわたり記録しておくと間違いなく言い逃れはできなくなります。
この方法のデメリット
パートナーに気付かれないように近づいて、写真などを撮る技術や専用の機器が必要になります。さらに、浮気の現場を生で見たり聞いたりすることになるので、精神的なダメージが1番大きい方法になります。
最後に頼れるのは探偵事務所
自力で証拠を集めるための方法を紹介しましたが、やはり確実なのは探偵事務所に依頼をすることです。探偵と聞くと怪しかったり、単なる人探しなどイメージはさまざまありますが、実際の探偵の主な仕事は浮気調であることが多いです。
探偵は尾行や証拠写真を撮る技術など、浮気の証拠集めに必要なスキルを持っていますし、慰謝料請求や離婚で裁判になったときに使えるような報告書として情報をまとめておいてもらえます。さらに探偵は弁護士と連携している場合もあるので、浮気の証拠を集めたあと、すぐに次の行動に移すことができるようになります。
浮気の証拠を確実に掴むことで、離婚の場合も役に立ちますし、パートナーとやり直すことにした場合も今後いっさい浮気ができないような抑止力になるので役に立ちます。
