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浮気ジャーナル

親権を獲得したい人が事前に知っておくべきポイント7つ

いざ離婚ともなれば問題になるのは大事なお子さまのことです。親権をどちらが持つのかということは子どもの人生にも大きく関わる重要な問題です。

共に生活をしていればもちろん二人で力を合わせて協力して子育てに励みますが、離婚ともなれば父親か母親のどちらか片方が責任をもって子どもを育て上げる義務があります。

財産分与も慰謝料もいらないから親権だけは絶対に譲れない、子どもを手放したくないという強い思いは父親も母親も同じでしょう。子どもを思う気持ちは誰にも分からないほど深いものですよね。

しかし現実では母親に親権が渡ることが多く父親で本当に親権が欲しい方は親権獲得には苦労する可能性が有ります。

父親母親問わず子どもの親権を獲得したいという強い思いのある方に知ってほしい親権を獲得するためのポイントを7つお伝えします。

子どもの親権だけは譲れないそんなあなたへ

相手が一向に子どもの親権を譲らないために裁判で争われるというケースは少なくありません。実際に親権の取り合いになる前に必ず知っておくべきポイントをまとめていきます。

1.子どもの親権獲得に絶対はない

まず押さえておきたいポイントは”絶対親権を取ることができる”ということはあり得ないということです。父親か母親かどちらかの一人に親権が渡りますのでいくら努力をしても成果が出ず報われないこともあるということです。

準備段階で出来ることは沢山ありますがそれが必ずしも成果になるということはないのです。親権を獲得するために出来ることというのはあくまでも今よりも少し親権獲得に近付くための手段と考えるようにしましょう。

2.夫婦関係を破綻させた原因と親権については全くの無関係

離婚においてはどうしても夫婦関係を破綻させたことについて相手の悪い所を指摘したくなるのも当然ですが、親権を争う時には夫婦関係を破綻させたことについては一切意味のないことになります。

例えば離婚することになったのはそもそもの妻の浮気が原因なのに母親が親権獲得に有利なのはおかしいじゃないかという声はかなり多く上がっています。しかし妻の浮気はあくまでも夫婦二人の間の問題であって子どもには一切関係のないことなのです。浮気をしたからと言って親権を獲得できないというペナルティは課せられないということになります。

夫婦関係と子どもの親権は別々で考えられることになりますが例外もあります。

・夫もしくは妻が子どもの前で暴力を振るった

・妻が夕方に子どもを家に独り残して出かけ先で浮気をした

このような場合には子どもの幸せのためにはどちらがふさわしいかという判断材料になることがあります。

3.自分が育てた方が子どもは幸せだという明確なビジョンを描く

相手が子どもを育てるよりも自分が子どもを育てる方が幸せになるということを明確に伝えることができる状態でいなければなりません。親権を争うことになる裁判所の方など、今まで関わりのなかった第三者に伝える必要があるからです。

相手に育てられたら子どもが不幸になる、しっかり育たないなど相手の評価を下げるような表現をするよりも、まずはいかに自分の今後の子どもを育てるのにふさわしいかを評価してもらう必要があるのです。

4.収入、財産の差はそこまで影響しない

妻は専業主婦で収入がないのに親権が取れるのか?と疑問に思う方も多くいらっしゃるかと思いますが、養育費の支払いで解決できる程度の収入や財産の差は親権を獲得できない理由として考慮されません。

父親側としては妻よりも働いている自分の方が収入が多いから,子供を幸せにできるという説明をしたくなるのも当然ですが収入が多いという説明だけでは,裁判所からすれば奥さんが親権者になり、あなたが養育費を払えばいいだけだと言われてしまうのが現実なのです。

5.今までの子育ての実績よりも今後の子育て

もちろん今までどれだけ子どもと接し、子どもを育ててきたかということも考慮されるべき重要な問題ではありますが、それはあくまでも夫婦関係が成り立ち、家族のために外に働きに出ていた人がいるからこそ子どものために掛けられてた時間なのです。親権を決める際には今後夫婦生活が終わった後に、いかに子育てを充実させることが出来るかという未来のことを考慮されるということになるのです。

つまり今までは子育ては妻に任せきりだったという父親も妻が家を出てからは必至で子どもとの時間を作り子育てに励んでいるという事実がある場合には父親が親権者として適切という判断がなされる場合があるのです。

6.親権者になったらもちろん途中でやめられません

もちろんみなさんお分かりかと思いますが、子どもを育てるということには責任が伴います。今後の子どもの未来に利益のある、教育をしていく義務を果たさなければなりません。

ただ子どもが可愛くて、相手に養育費を払いたくないという意地で親権を主張するのは義務を果たす事が出来ないのでしっかり考えましょう。

7.親権獲得には母親に致命的な問題がない限り母親に渡る可能性が高い

あくまでも離婚調停などの話し合いの場で折り合いが付かない場合ですが、訴訟になると子どもが小さい頃には基本的に母親に親権が委ねられます。

母親に育児放棄や薬物中毒、精神疾患などのよほどの理由がない限り父親に親権が渡る可能性が低いのです。

親権とは子どもの幸せ第一で決められるもの

離婚というものは子どもに何の責任もない大人の事情で決められるものです。親権を決めるということは今後の子どもの未来を左右するかもしれない大事な決断になるからこそしっかりと決められる必要があります。

女性だから、子どもを産んだのは母親なのだから母親が親権を持つのは当然だ、父親は仕事しかしていなかったから子育てには向いていないなどのイメージや決めつけだけで判断されるべきものではありません。

夫婦であれば協力して行えていたものが今後は協力が難しくなるからといって子どもに迷惑をかける訳にはいかないという思いは、子どもを持つ父親、母親に共通の気持ちではないでしょうか。

子どもがすくすくと今後も幸せに暮らしていけるようしっかり決断されるよう今できることはしっかり準備しておきましょう。