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不貞行為の証拠を集めるには
不貞行為は、法的に離婚の理由として定められています。不貞行為を理由に離婚する場合、証拠を掴むことが重要です。そのために、自分で証拠を集めたいという人も多いようです。
そこで自分で出来る浮気の証拠を集める10の方法をご紹介していきます。
1、ポケットや財布の中身をチェックする
自分でも簡単に出来る証拠集めは、ポケットや財布の中身を確認することです。パートナーが怪しいと感じたらまずチェックしておきましょう。見つけておきたいのは、ホテルの領収書、コンビニや薬局のレシート(二人分のお酒や避妊具を買っているか)、普段行かないような場所の駐車場の領収書などがあります。
このような証拠が見つかったら、写真を撮っておきます。原本は疑われないように元の場所に戻すのがベストですが、パートナーが几帳面な性格でなければ証拠として自分で保管しておきましょう。
2、クレジットカードの明細を記録
クレジットカードの明細や携帯電話の料金を確認しましょう。携帯料金はどのくらいの時期から料金が上がっているのかを確認することでどの時期から浮気が始まっているかを調べられます。
クレジットカードの明細では、買い物の内容もチェックしましょう。何かブランド品や高額な物を買っている場合は要注意です。購入されたブランド品が異性向けの場合や自分が受け取っていない場合は相手にプレゼントしている可能性が高いでしょう。これらも写真に証拠として撮っておきましょう。
3、インターネットの履歴
インターネットの履歴チェックは、まだそこまで浮気を探る方法としてあまり広まっていないため、ガードが緩くなりがちです。履歴を消し忘れていることが考えられるため、観光地やデートスポットの検索履歴や異性へのプレゼントの検索などの履歴を探しましょう。
インターネットの検索履歴からは、次に相手と行くであろう場所が予想できたり、プレゼントを検索することで浮気相手の年齢やタイプなども予想できます。
予測変換の傾向を確認
グーグルやヤフーなどの検索エンジンで何かを検索するとき、入力しようとしたキーワードの頭文字を打ち込むと目的のキーワードが出てきます。これは予測変換機能が働くためです。
この機能がONになっていると、相手が過去に入力したキーワードを調べることが可能です。
お気に入りや履歴をチェック
簡単に調べる方法は、お気に入りしているサイトや履歴のチェックがあります。ですが誰でも見られる場所なので、人によっては削除している可能性があります。
検索履歴は自分のスマホへ送信
何度も履歴を確認することが面倒な場合は、履歴をチェックしたらそのページを自分のスマホや携帯に送信しておきましょう。そうするといつでも自分でそのページを確認することが出来ます。
4、車内の確認
パートナーが車を所持しているなら、車内を確認しましょう。車内は高確率で浮気の証拠が眠っているのです。レシートや領収書が財布から出てこなくても、車から出てくる可能性は高いのです。
もちろんカーナビを確認することも重要です。浮気相手と出かけた履歴が残されていることがあるので、目的地や場所の確認をしておきましょう。
5、日記をつける
証拠をつかむために日記をつけることも手段の一つです。パートナーの帰宅時間や出勤・休日の日付、態度なども記録しておきます。
日記をつけたら、後日その日記に記したことを元に会話をしてみましょう。嘘をついている場合、相手の様子が変わるので浮気している可能性が高くなります。
6、LINEなどのやり取りをチェック
現代人に欠かせないスマホや携帯電話は持ち主のすべてが詰まっているアイテムと言えるでしょう。裁判で証拠として使うためのやり取りを証明するには、不貞行為中の写真や不貞行為があったという内容のやり取りを確認する必要があります。
裁判にそのような証拠を提出するため、LINEやメールを印刷した資料を作成しておきましょう。
7、GPSの設置
GPSのメリットは尾行をすることなくパートナーの追跡が簡単にできたり、リアルタイムで居場所がわかることです。ですがGPSは常に相手が持っていないと居場所がわからなくなります。車などに設置しても、降りてしまえばどこにいるのかわからなくなります。
そのようなデメリットを理解したうえで、浮気の証拠を取るための手掛かりとして利用しましょう。
8、尾行する
尾行は証拠をつかむためには手っ取り早い方法です。尾行して何か浮気の手掛かりがつかめたら、自分のスマホや携帯にデータとして残しておきましょう。日付も入れておく必要があります。
9、音声データを取る
パートナーの不貞行為が疑われる場合、夫婦間でそのことを話し合う場面があるでしょう。そのような会話の際はICレコーダーなどで会話の内容を録音しておきます。そこでパートナーが自分の不貞行為を認める会話の内容が証拠となるのです。
10、撮影する
浮気の証拠の決定的な瞬間を掴むには、撮影が良いでしょう。ですが難易度が高く、撮影にはコツが必要です。コツとしては、「ホテルに入ってから約1時間後に出てくる可能性が高いので、その時間に集中してカメラを向ける」「カメラの連写機能を使う」「シャッター音で気づかれる可能性があるので、車の中や建物の中から写真を撮る」などがあります。
また裁判では不貞行為があったと考えられるには、ホテルに入って20分以上出てこなかった場合になります。時間も確認しておきましょう。
確たる証拠を武器に前向きな一歩を進もう
これらの他にも不貞行為を証明する方法はいくつかあります。浮気相手からのプレゼントや手紙、友人や関係者など第三者の証言、浮気相手との不貞行為を証明する手紙やメモなどがその内に入るでしょう。
もし証拠をもっと掴みたい場合は、これらを確認することも重要です。
パートナーが自分以外の異性と継続的な肉体関係を持っている場合、浮気相手との行為を理由に離婚請求、慰謝料請求を行うことが出来ます。
パートナーとの離婚を考えているのなら、まずは浮気の証拠集めを出来ることから始めてみても良いでしょう。不貞行為をしているパートナーとは法的に離婚する権利があります。