婚姻している男女が浮気をすることは厳禁です。
しかし、時にちょっとした浮気心がわき上がり、夫以外と妻が男女関係になってしまうことがあります。もちろん浮気をする妻が悪いのですが、果たして「悪い」だけで断じていい問題でしょうか。問題は表面上の「妻が浮気をした」というところ以外にも潜んでいるかもしれません。妻の浮気が判明したら、まずは夫が自分の問題点を見つめると共に、家庭生活を振り返ってみましょう。
浮気をされた夫が悪いと言いたいわけではありません。「自分に何か気になるところがあったから妻は浮気をしたのだろうか」「家庭に何か不満があったのだろうか」「妻には何か寂しさや不満があったのだろうか」これらを考えることによって、浮気されたという現状をひっくり返すことだってできるからです。夫は妻の浮気を冷静に見つめてみることが必要なのではないでしょうか。
小さな企業がちょっとした発想の転換で誰もが知る商品を発明した大企業へと成長を遂げることが実際にあります。ピンチはチャンスです。浮気や自分、家庭について見つめ直せば、浮気を越えて老舗大企業ならぬ死が二人を分かつまで仲良しでいられる夫婦になるかもしれません。
浮気という家庭の一大事を発想の転換により「妻を惚れ直させる」「浮気相手から取り戻す」「より良い家庭を築くためにはどうしたらいいか」を考えてみましょう。
妻の浮気が発覚したらまずは冷静に
妻の浮気が発覚した際、まずは心に大きなショックを受けることでしょう。
ショック状態のまま冷静に自分や家庭のことを見直して欲しいと言われても、ショックの上塗りという感があります。とてもそんな心の余裕はないことでしょう。なので、まずは落ち込んだ心を慰め、落ち着くことからはじめましょう。
ここで少し面白い話をしましょう。
人間はどのくらいの期間で物事に飽きると言われているかご存じでしょうか。恋人関係や趣味、勉強やスポーツなど、人間が自分から進んでする物事には色々なものがあります。もちろん家庭生活や仕事もそんな物事の一つです。
ここで言うのは人間の集中力が持続する時間ではなく、人間が物事や感情に「飽きる」「マンネリを感じる」「詰まらなくなって余所に目が移る」までの期間を指します。
人間が物事に飽きるまで、最短で三ヶ月だと言われています。そう、人間はたった三ヶ月で飽きる生き物なのです。物事や感情問わず、この三ヶ月という期間がある程度の目安になると言われます。もう少し飽き難い人で大体一年、物事にあまり飽きないというタイプの人でも三年で物事や感情にマンネリを覚えるというのです。
なぜ浮気についてこんな話を持ち出すのか。その意味は大きく二つあります。一つは、人間はもともと飽きっぽい生き物なので、浮気を問わず心がうつろってしまうことはよくあるということを知っていただきたかったからです。もう一つの意味は後述します。
人間は恋心や愛だって飽きやすい。飽きやすいということは、同じ状況の繰り返しだからこそマンネリしてしまっている。そう考えると、年単位で夫婦生活を続けている夫婦は凄いのではないかと思いませんか。そう、夫婦として生活してきただけでも凄いことなのです。例え家族や夫婦であっても、誰かと暮らすということは我慢だって付き物です。
まずはここで「人間は飽きやすい」「最短で三ヶ月で感情にも飽きるためそれ以上の期間、夫婦としてやって来た自分たちは凄い」と考えて気持ちを落ち着けてください。
浮気をやめさせて復縁する方法とポイント
さて、その上で、妻を惚れ直させて浮気相手から取り戻す方法について考えてみましょう。
先ほどから何度も「なぜ妻が浮気したのか」「自分に何か落ち度があったのか」「妻は何を不満に思っていたのか」を考えてみようという話をしています。それらを冷静に考えると、妻について夫が認識していなかったことがわかるはずです。わかったことを改善すれば妻が戻ってくる可能性があるのではないでしょうか。改善が上手くいけば妻が浮気する理由がなくなり、自然と浮気相手より夫を選ぶ可能性もあるのです。
浮気をしたのなら、妻は何らかの考えがあったはず。妻が浮気をしている最中や浮気直前の言動を分析してみましょう。例えばこんなことはありませんでしたか。それぞれの言動についての簡単な分析例と解決法を考えてみましょう。
妻の浮気ケース1
妻が何時も話をしたそうにしていました。仕事が忙しかったため「後にしてくれ」と言い、妻の話はほとんど聞きませんでした。後日、妻が浮気をしたことがわかりました。
妻は「話を聞いてもらいたかった」「寂しかった」事が理由だと話しました。
解決方法としては「二人の時間を増やす」「会話を増やす」ことが考えられます。今まであまり妻に自分から話題を振ったりしたことのない人は、自分から話しかけたり、会話のネタを探してみることもお勧めです。会話が進むことにより相互理解が進み、妻の気持ちが戻ってきやすくなります。
妻の浮気ケース2
妻との日常が当たり前になっていました。同じような時間に同じようなメニューの食事をし、お風呂に入って寝る生活でした。そんなある日、妻の浮気が発覚しました。
妻は日常にマンネリしていたと思われます。人間は飽きやすいわけですから、妻だって当然家事と育児、仕事の毎日に飽きることがあります。ルーチンワークともいえる日常に飽きたからこそ、刺激を求めて浮気に走ったと考えられます。
解決方法としては、夫主導で日常生活に驚きや刺激を取り入れてみてはどうか。例えば妻に内緒でレストランを予約して二人で食べに行ったり、こっそりおつまみやお酒を用意して縁側でサプライズ家呑みなどをしてみたりといった方法はいかがでしょう。ルーチンワークに変化をつけることにより、妻の気持ちが満たされることが考えられます。結果として、自分の気持ちをわかってくれた夫に気持ちが向くことが考えられます。
以上のように、よくある浮気パターンについて考えてみました。浮気をした側のことだけを考えるのではなく、された側について考えることにより、妻を惚れ直させて浮気相手から取り戻す方法だけでなく今後の家庭生活の課題も見えてくるのではないでしょうか。
最後に
妻を浮気相手から取り戻すためには、妻が抱えている不満や寂しさを解消すること・・・つまり、夫や家庭環境、生活環境の改善が効果的です。原因が消えればあえて外に不満解消してくれる存在を作る必要もありませんから、あっさりと妻が戻ってくる可能性もあります。
妻や浮気相手に対して慰謝料請求などの法的な手段を用いる方法もありますが、法的な手段はどうしても仲がこじれやすいという欠点があります。妻の浮気は辛いもの。信頼している人生のパートナーですから、なおさらでしょう。だからこそ、浮気相手から妻を取り戻したいと願うのは、自分の人生を取り戻したいと願うことと同義ではないでしょうか。
法的手段を用いる前に、まずは心と環境の改善をして妻が戻ってくるかを確認してみてはいかがでしょうか。法的な手段は、それからでも遅くはないはずです。