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通信手段が発達し、日本のどこにいても簡単に連絡が取れるようになりました。現在はSNSを使って浮気相手と連絡を取ることもあり、浮気においても通信手段は欠かせないものとなっているようです。芸能人の浮気がSNSによって明るみに出たニュースは、皆さんも覚えていらっしゃるのではないでしょうか。
発達したのは何も通信手段だけではありません。SNSだけでなく、現在地を知る手段も大きな発達を見せています。現在地を知ることができるのは車のカーナビだけの機能ではなく、SNSなどでも現在地を表示することができるようになっているものがあります。また、スマートフォン用のアプリでも特定の人の現在地を知ることができるものなどがあります。こうしたアプリは恋人の浮気対策として使われることがあります。
今回は浮気防止アプリを5つ厳選してご紹介します。キーワードは「現在地の特定」です。一体どんなアプリがあるのでしょう。
■浮気の防止アプリ「Cerberus」
最初にご紹介するアプリは「ケルベロス（Cerberus）」です。ケルベロスとはギリシャ神話に登場する地獄の番犬だそうです。地獄を見張る恐ろしい番犬が恋人の浮気を監視してくれると考えると心強いものがある反面、ちょっとだけ怖くもなります。そんな地獄の番犬の名前を持つこちらのアプリはもともと浮気防止のために作られたアプリではなく、紛失や盗難対策のために作られました。しかし、機能が浮気の防止にぴったりだったため、今日では浮気防止アプリとして有名になっています。
「ケルベロス」でできることは、恋人の現在地の特定です。この他に、誰と通話したかという履歴の確認や遠隔操作による写真や動画の撮影も可能です。何と、写真撮影の際はシャッター音が出ないように設定することもできてしまい、浮気相手との通話記録を確認することや、浮気現場を撮影することで、浮気発覚後の証拠集め用アプリとしても利用できてしまうのです。地獄の番犬の名を冠するに相応しいアプリではないでしょうか。
https://play.google.com/store/apps/details?id=com.lsdroid.cerberus&hl=ja
■浮気の防止アプリ「Prey Anti Theft」
ケルベロスと同じく盗難防止用に開発されたアプリである「Prey Anti Theft」も浮気防止アプリとして利用することができます。「Prey Anti Theft」も端末の場所を特定することができることに加え、遠隔操作機能も充実しています。所有者へのメール通知やアラーム、スマートフォンのロックなどを遠隔操作で行うことができます。本来は盗難防止のために開発されたアプリだからこその盗まれた時対策としての遠隔操作機能ですが、この機能を浮気の防止や証拠集めに使うこともできるわけです。
なお、この「Prey Anti Theft」というアプリはパソコンでも利用できます。本来の用途として使う場合は、スマートフォンとパソコン、都合の良い方にインストールしてお使いください。基本は盗難防止用のアプリです。
https://play.google.com/store/apps/details?id=com.prey&hl=ja
■浮気の防止アプリ「カップル覚書」
カップルが同意のもとに使うことのできるアプリ「カップル覚書」も浮気防止が期待できるアプリです。
この「カップル覚書」はカップルの片方ではなく双方で使うことを想定して作られたアプリです。カップルの片方が一本的に相手を見張るのではなく、双方で見張り合うことになります。機能としてはお互いの現在位置の特定や、恋人が目的地に到着したことを教えてくれる機能、二人だけが使えるチャット機能などがあります。
双方の浮気を見張るためのアプリではあるのですが、二人一緒にしか使えない点でペアリングやペアルックのアプリ版とも考えられるのではないでしょうか。浮気防止だけでなく、二人でペアアプリというかたちで使うのはいかがでしょうか。
アラーム機能を上手く使うと、二人同時に目的地到着を告げるアラームが鳴り響いて、振り向いた瞬間に目が合うというロマンチックシーンの演出もできてしまいます。浮気防止のために恋人同士で見張り合うこともできますが、もさらに愛を高める小道具としても役立ってくれるアプリです。
双方合意で使うアプリです。一方的な居場所特定用ではありません。平和的な浮気防止アプリであると言えるのではないでしょうか。
■浮気の防止アプリ「Phonedeck」
「Phonedeck」はスマートフォンの利用状況を確認するために開発されたアプリです。しかし、スマートフォンの利用状況を確認できるということは、自分のスマートフォンの利用状況を確認するというだけでなく恋人の利用状況も確認できてしまうということです。
誰と通話したかなども確認できてしまうのですから、上手く使えば強い味方になってくれることでしょう。もちろん位置情報の確認も可能です。
https://play.google.com/store/apps/details?id=com.phonedeck.sfcti.android&hl=ja
■浮気の防止アプリ「AirDroid」
最後にご紹介する「AirDroid」は、無線ネットワークを使ってパソコン上でスマートフォンを管理するためのアプリです。今までご紹介した4つのアプリ同様に位置情報を特定する機能やスクリーンショット撮影機能などがあります。SNSの監視をすることもできるので、本来は遠隔管理アプリではありますが相手を監視することしも秀でたアプリであるといえるでしょう。
ただ、今回ご紹介したこれら5つのアプリには使用上の注意点があります。注意点とは、アプリの使い方によっては犯罪に該当する可能性があるということなのです。
■無断インストールや遠隔操作は犯罪にも
今回ご紹介したアプリすべてに冒頭でご紹介したキーワードである「現在位置の特定」という機能が含まれているところが特徴です。この現在位置の特定は浮気防止アプリの最もスタンダードな機能であると言えるのではないでしょうか。浮気防止のために作られたアプリでなくとも、この機能があれば浮気防止のために使えてしまいます。それも一つの有効活用法ではないでしょうか。
ただし、いくら恋人や伴侶であるといっても、個人にはプライバシーというものがあります。恋人とはいえ他者の行動を監視し、アプリを勝手に入れてしまうことは、してはいけないことです。場合によっては「不正指令電磁的記録供用罪」に問われる可能性があることを覚えておく必要があります。アプリによる遠隔操作においては実際に逮捕者も出ています。
http://www.yokohama-roadlaw.com/glossary/cat/post_391.html
https://www.fuhyo-bengoshicafe.com/bengoshicafe-13066.html
■最後に
通信が発達し、遠方の人と連絡を取ることも容易になりました。しかしそれに留まらず、遠くにいる人の現在位置までわかってしまうアプリが登場しています。本来は別の用途として使われていたアプリでも、「現在位置を特定する」といったアプリの機能を中心に活用することによって、見事に浮気防止用アプリに化けてしまいます。
使用の際は、アプリ機能や使い方によっては犯罪に該当する可能性があることをよく考えて使ってください。既に浮気をしていることが決定的という場合は恋人のスマートフォンにアプリを入れるなどの方法で証拠を集めようとせず、浮気の証拠集めを得意とする探偵に依頼することをお勧めします。
