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浮気ジャーナル

結婚前に浮気が発覚した場合の対処法

浮気は結婚している男女にとって、離婚という最悪のケースをすら想定しなければならない一大事です。

しかし、浮気が一大事になるのは、何も結婚後だけの話ではありません。

つき合っている段階でもパートナーの浮気は今後の二人の関係について再考しなければならないほどの大事なのです。

 

未婚の場合、パートナーが浮気をしても離婚はできません。では、どのように対処をすればいいのでしょう。未婚の男女間で浮気が発覚した場合、浮気に代わってどんなことを検討すればいいのでしょうか。

 

結婚前の浮気について考えます。

 

選択肢は大きく2つ!未婚の場合も既婚の場合も

結婚後の浮気は離婚の事由になることがあります。結婚という契約をした以上、日本では一夫一婦制を守らなければいけません。

婚姻中に異性と一定ライン以上の関係を結ぶことは、日本ではいけないことと解釈されるのです。いけないことをした以上、責任を取らなければいけません。パートナーに糾弾されることもあるでしょうし、慰謝料を請求されることもあるでしょう。

 

同様に婚姻前でも、パートナーに対して一種の裏切り行為を働いてしまったことに対して、きちんと責任を取らなければいけません。この「責任」をどう取るかについては、基本的につき合っている男女の話し合いで解決することになります。

 

婚姻している男女としていない男女では「結婚」という法的な制約が働くかどうかという点が大きく異なります。離婚という手段を用いることができないわけですから、両者で話し合い、納得のできる落としどころを見つけるしかありません。

 

ではその落としどころ、つまり対処法としてはどんなものがあるのでしょう。まずは今後の二人について「別れる」か、それとも「つき合いを継続する(結婚する)」のかを決め、その上で対処法を考えるという流れがいいでしょう。今後どうするかによって対処法が違ってくるからです。

 

未婚の場合でも慰謝料請求の可能性

 

別れることを決めた場合、精算について考えることが必要です。

 

もちろん浮気が原因でも相手に何も求めず別れることも可能です。婚姻はしていないわけですから、財産分与などの離婚特有のお金の話はこの段階であまり問題になることはないはずです。

結婚前に相手の浮気性がわかってよかったという前向きな思考で、すっぱりと縁を切るのも一つの落としどころと言えるでしょう。

しかし、どうしても浮気されたことが許せないなら、慰謝料を請求するという方法もあります。

 

慰謝料は結婚している男女間でしか請求できないと勘違いしている人がいます。しかしそれは間違いです。男女それぞれの事情やおつき合いの程度により、慰謝料を請求できる可能性があるのです。ただ付き合っているというだけで慰謝料請求は難しいですが、既に婚約をしているといった深い仲であれば慰謝料を請求できる可能性があるのです。

 

別れるという結論に達した男女の対処法は二つ。

 

  1. すっきり別れる
  2. 婚約破棄による慰謝料の請求など法的な手段で精算や責任追及を検討する

 

以上の二つの対処法があります。

 

慰謝料は絶対に請求できるわけではありません。相手に法的な手段で責任追及できるかどうかは個別の事情を聞いた上で判断する必要があります。②を対処法として選ぶ場合、まずは弁護士や法テラスに相談することをお勧めします。証拠もきちんと取っておきましょう。

①と②どちらの方法を採るにしろ、相手とはお別れし、人生と気持ちに区切りをつけることが重要です。

 

 

浮気後も付き合い続けるという選択肢も

 

「つき合いを続ける」「結婚を前提に」「結婚する」を選択した男女は、より慎重な対処が求められます。浮気によって二人の仲に亀裂が入ってしまいました。仲を修復することが求められます。また、結婚後に浮気を繰り返さないように対処することも必要です。

 

恋人の浮気が発覚しても別れず結婚する場合は、次の二つの方法で対処することが考えられます。主に、結婚後の浮気を封じる対処法です。

 

  1. 両親の前で約束させる
  2. 誓約書を交わす

 

未婚の場合は両親の前で誓約を

 

一度浮気をしたことを双方の両親にきちんと話し、その上で「結婚後は浮気をしない」と両親の前で誓ってもらいましょう。二人だけの約束であれば、前回も許してくれたのだからと浮気を繰り返す可能性があります。また、そんな約束はしていないと言い逃れされる可能性があります。

 

浮気という約束違反ができないように、第三者の前で誓わせることはとても効果的な方法です。浮気をしたのが男性なら男性側の両親、浮気をしたのが女性なら女性側の両親と、それぞれの恋人の両親の前で誓わせることはかなり効果的です。

親が結婚前の浮気を知っている場合、また浮気を繰り返すようなら、結婚相手の両親も味方になってくれる可能性があります。

また、浮気の原因を「あなたのせいでは?」と相手方の両親に咎められトラブルになるという実例があるため、両親に事情を話して証人になってもらうことにもメリットがあります。

 

「浮気をしたのは相手だった。一度、浮気をして関係に亀裂が入ったにも関わらず結婚する」ということを相手の両親に対し明白にしておくことは、結婚後に浮気を繰り返すリスクを考えると、このようにメリットのあることなのです。

相手の両親が叱ってくれることも期待できるため、二人だけで話し合いをするよりも相手が言い訳や言い逃れをする可能性も低くなります。

 

誓約書を作って離婚について予防策を

 

相手の浮気後に結婚する場合は、誓約書を作っておくことが効果的です。

 

誓約書とは「約束をまとめた書面」のことです。相手が反省しているなら、きっちり「もう浮気はしません」というふうに書面に一筆書いてもらい、記名押印、そして年月日を記載してもらいましょう。この誓約書の作成は相手の両親の前で行ってもらうと更なる効果を見込むことができます。

 

一度浮気をすると繰り返すという話をよく耳にします。誓約書を書いてもらっても絶対に浮気をしないわけではありません。いざという時の証拠として手許に残しておくようにしましょう。

 

最後に

結婚前の浮気の対処法は、「今後も関係を続けるか」「別れるか」によって話が変わってきます。どちらがより正しいという話ではありません。恋人同士で向かい合って話し、二人の答えを出すようにしましょう。

 

もし別れるという選択肢を選んだのなら、気持ちも関係もすっきり切ってしまうという対処法と、自分の裏切った相手に慰謝料請求をするといった対処法が考えられます。慰謝料請求は必ずできるわけではないので、相手の責任追及を考えている場合はまず法律家に相談することをお勧めします。

 

今後もつき合いを続けるという選択肢を選んだなら、両家の親の前で謝罪してもらうのがいいでしょう。また、結婚を考えているのであれば、今後のことも考えて誓約書を書いてもらうという方法で対処するのがいいでしょう。

 

もし判断に迷ったら自分にどんな選択肢があるか、弁護士や恋愛の先輩である両親などに相談し、心の負担を軽くすることを考えてみてください。