目次
パートナーが浮気しているかもしれない・・・そう疑った時あなたはどうしますか?まずは携帯をチェックして、怪しいメールやLINEがあったら直に問い詰める?それとも何も言わずに「気のせい」と我慢する?実はあなたがとっさにとった行動が、その後の関係悪化や離婚話になった時に不利になる【NG行動】かもしれないのです。そうならないためにも浮気調査が失敗してしまう原因を確認しておきましょう。
浮気を疑った時のNG行動5選
配偶者の浮気を疑い、ついあなたが取ってしまう可能性のある行動で実はNGというものを5つご紹介します。
携帯やスマホをチェックする
携帯チェックなんて付き合ってるカップルでもしてる人はいるんだし、、、と安易に考えてはいませんか?携帯・スマホは情報の宝庫です。携帯・スマホなしに浮気相手と連絡をとれる人はまずいませんから、浮気をしているのであれば携帯やスマホに何かしらの証拠が残っていることは確かでしょう。パートナーが守備の甘い人で運良く携帯・スマホにロックがかかっていなかったとします。そこでメールやLINEを盗み見て、浮気の事実を確信したあなたはどうするのでしょうか?
パートナーを疑ったこと、勝手に人のプライバシーに踏み込んだこと、これらは信頼関係を崩すには十分すぎることです。実際に浮気をしていたとしても、あなたが疑いの目をむけ個人情報を漁ったことを相手はよく思うことはありません。今後の関係修復を望むのであればもちろんのこと、離婚を前提としていたとしてもあなたへの「不信感」によって不利な状況になってしまうのです。
浮気相手に直接連絡を取る
浮気相手が顔見知りであったり、浮気相手の連絡先がわかったとしても決してあなたが直に連絡を取ることだけはしないでください。浮気が発覚し腸が煮えくり返る気持ちは理解できますが、ここは理性で打ち勝つべきです。もし怒り心頭のまま浮気相手に連絡をとり、相手が浮気や不倫を認めたとしてもそれは単なる言葉のやりとりであり、配偶者や浮気相手に慰謝料を請求しようと考えた際の証拠と成り得ないからです。
相手に録音する旨を伝えて録音した会話音声であれば、基本的に裁判の際に証拠として使用できます。ですが不貞の証拠を示すには「浮気しましたよね?「はい」というやりとりではなく「◯◯は☓☓と肉体関係を持ちました」と自分の口からはっきりと認めている言葉でなければいけません。
離婚における裁判では、肉体関係が複数回に及んだということを立証できなければ、婚姻を継続しがたい事由と認められないことがあります。
証拠もないのに問い詰める
これといって証拠はないけれど、夫の様子がなんだかおかしい、、、これは絶対に浮気をしている!このような勝手な思い込みだけでパートナーを問い詰めたり責め立てることは当然NGです。もし個人的に浮気を認めてもらえるだけの証拠があったとしても、これから先どうしていきたいのか?という今後の展開まで考えた上で行動するようにしましょう。
パートナーがしっかりと浮気を認め、浮気相手と別れて元通りになれればそれでいいのか?浮気は絶対に許せないからと、離婚を前提として動くのか?離婚を前提として動く場合には慰謝料の請求をどうするか?などです。猜疑心が強いあまり冷静さを欠いた行動を取ってしまうと、後々後悔するのはご自身です。
安易に尾行する
極稀に、浮気調査の尾行なんて自分ですればいいじゃない、と探偵費用を惜しんで自分で尾行を試みようとする人がいます。これは大変大きな間違いで、尾行というものは一般の人が考えるほど甘く簡単なものではないのです。警察や探偵のようにごく自然に気付かれずに尾行するには相当な訓練が必要です。しかも万一見失った場合に備えて複数名で尾行しなければいけません。自分が知っている人物はある程度のシルエットだけでも認識できますから、近親者である夫や妻が尾行をすればバレてしまうリスクも相当高まります。
友人などの協力を得て、うまいこと尾行に成功し浮気相手とパートナーが密会している現場に立ち会うことができたとしても、その後の行動はどうするのでしょうか?ラブホテルへ出入りする写真を撮影するには自前のデジカメでは距離が足りないことでしょう。見つかることなく撮影のできる調度良い位置につけたとしても、冷静さを保ったまま愛人とパートナーがホテルへインする瞬間をブレずに写真に収めることができるのでしょうか?
運良くコトが運んだとしても、感情の絡んでしまう素人では浮気の証拠となる写真撮影まで冷静にこなすことは困難なのです。殆どの人が尾行途中で見失うか、パートナーに見つかって怪しまれるという結果になるでしょう。
早期に別居してしまう
直接告げてはいないけれど、諸々の状況から浮気が確定し、離婚の決意を固めたとします。心身ともに自分を裏切った相手と一秒たりとも一緒にいたくはない!と早々に別居を開始したいのはやまやまですが、それをしてしまうとあなたのこれからに影響が出てしまいます。
まず、不貞行為が原因で離婚となった場合には100万~300万ほどの慰謝料を相手方に請求することができます。が、これには(不倫相手と継続的に)不貞行為があったという立証をしなければいけません。不貞行為の立証のためにはしっかりとした証拠を裁判所へ提出しなければいけませんから、ほとんどの人が探偵を雇って証拠をつかもうとします。
探偵を雇う際に「いつ」「どこで」「誰と」密会しているのか?ということの目星がついていれば、探偵が証拠を握ることができるまでの時間を短縮できます。浮気調査の探偵はほとんどが、機材や交通費などの諸経費と実際に何人の探偵が何時間動いたか?で費用が変わってきますから、費用節約のためにはパートナーの行動範囲を把握できる状況が望ましいのです。
NG行動は絶対に避けて
上記で述べた5つのNG行動、浮気を疑うとついやってしまいがちな行動なのですが、これらは跳ね返ってくるリスクが高い動きでもあるので要注意です。パートナーの浮気を感じたり疑いを持ったらまず冷静になること。とても難しいことなのですが、この冷静になるということが今後のキーとなるのです。