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自分の家の夫婦問題や浮気対策だって心配です。しかし町を歩いていると「これって大丈夫なの?」「この夫婦、心配」「うちより大変じゃない?」という男女に出会うことがあります。いらぬお世話とわかっていても、見ていて心配になってしまいます。
なぜ赤の他人、あるいは知人である自分の方が当事者よりはらはらしていなければならないのか疑問に思いつつ、「あのご夫婦、離婚したりしないかしら」なんて心配心を抱いてしまった経験のある皆さん、実は世の中の多くの人がその「他人の離婚への心配」を覚えた経験があることをご存知でしょうか。
今回は町で見かけた「あんな離婚しそうな夫婦」「こんな離婚危機を迎えていそうな夫婦」をテーマに、離婚しそうな夫婦の特徴をリサーチしました。
世の中、けっこう身近に離婚危機が転がっているものです。実例を2つ小噺風にご紹介します。
離婚について心配する実例1「夫婦の会話や態度」
Aさんは買い物の途中でカフェのボックス席に入りました。隣の席は子供連れの夫婦でした。さっそく注文を済ませ、バッグから文庫本を取り出すとAさんはほっと一息つきます。しかし、読書の最中に聞こえてくるお隣からの会話に、ハラハラドキドキしてしまうことに・・・。
お隣の席の夫婦は会話をしていました。それ自体は不自然なことではないのですが、Aさんには内容が気になります。言葉が乱暴で、声もキツく、会話の中で双方の揚げ足ばかり取るのです。
子供がパパやママに話しかけても「うるさい」「はいはい」と、適当な対応です。夫が妻に話しかけても「あ、そう。よかったね」で会話はもやっとしたまま終了します。妻が夫に話しかけても「それで?」という適当な相槌です。会話を聞いている方がびくびくしてしまいます。余計なお世話ながらAさんは「このご夫婦、大丈夫かしら?」と心配になってしまいました。
暫くして夫婦は席から立ち上がります。夫婦のどちらかが「そろそろ行こうよ」と声かけをしたわけではありません。ママの方が急に無言でさっさと立ち上がり、伝票を持って、パパと子供を置いて行ってしまいました。
ママは「早くして」と振り返ります。面倒そうな様子です。パパはスマートフォンから顔も上げず立ち上がります。子供は子供で、とぼとぼと歩き出します。Aさんは心配で、けっきょく注文したコーヒーが運ばれてくるまで本を一行も読むことができませんでした。
離婚について考えたいのは「普段の態度」
Aさんは町のカフェで見かけたある夫婦の光景です。いかがでしょうか。
皆さんはこの光景を想像して「心配なご夫婦だ」と感じなかったでしょうか。夫婦の会話が「揚げ足取りばかり」「乱暴」「適当」で、子供への態度も同じようなものだと、それだけで心配になってしまわないでしょうか。しかも今回のご夫婦は一緒に外出しているのに、行動がどこかばらばらです。
夫婦だって人間です。腹立たしいことや、悲しいこと、お互いに対して怒ってしまうこともあります。しかし、外であまりに「これってこのご夫婦の普通なの?」という光景を見てしまうと、人間には感情があるものだとわかっていても心配になってしまいますね。
今回の事例の「離婚しそうな夫婦」と感じる特徴的なポイントはやはり「①会話」「②双方への揚げ足取り、言葉づかい」「③子供への態度」「④家族で外出なのに行動がばらばら」「⑤ちょっとした行動の際の一言がない」という点ではないでしょうか。
離婚について心配する実例2「浮気での離婚について」
Bさんが町のカフェに入ると、隣の席の男性がスマートフォンで妻らしき女性とおしゃべりしていました。聞こえた話し声の内容を総合すると「今日は仕事で帰りが遅い」「夕飯はいらない」というものでした。Bさんは何となく「仕事に疲れてカフェで一服中かしら?」と思いました。
しかし次の瞬間、驚くべきことが起きたのです。何と男性が左手の薬指にはめていた結婚指輪を外したではありませんか。Bさんは違和感を覚えます。仕事が忙しいからという理由で急に指輪を外すでしょうか。仕事の邪魔になるなら、もう既に指輪を外しているのではないでしょうか。嫌な予感がします。
「待った」と、男性のところに綺麗な女性がやって来ました。男性は「いや、待ってないよ。今来たところ」と言いました。既婚男性と女性は明らかに親密そうな会話を交わしています。Bさんはまったく他人の家庭ながら、「これは浮気だわ」とはらはらしてしまいました。
仕事の打ち合わせや、知り合いへの用事であれば、もっとそういった雰囲気が出ているものです。明らかに何度か密会を重ねているだろう二人の雰囲気に、Bさんは見てはいけないものを見てしまったような気がしました。そして、余所のご夫婦ながら、今後のことがとても心配になってしまいました。
浮気での離婚について「指輪を外すこと」「嘘をつく」
Bさんが見ていて心配になった光景です。明らかに浮気と思わしき光景だけでなく、離婚しそうだと心配になるポイントは「①人に合う時に指輪を外すこと」「②仕事だと妻に嘘をつくこと」ではないでしょうか。
例え浮気隠しの行動ではないとしても、こういった嘘や行動が日常化すると、妻に見咎められた瞬間に「どうしてそんな嘘をつくの」「どうして指輪を外さなければいけないの」という追求や口論に発展しかねません。ひいては夫婦間の不和や、妻の夫に対する不信感に繋がり、最終的に離婚へと繋がる可能性が考えられます。
最後に
見ていて離婚が近いのではないかと非常に心配になる夫婦についてご紹介しました。
結婚している以上、浮気や離婚は身近にあるリスクです。
もちろん自分のパートナーがふとした瞬間に離婚を考えていないか、自分の知らないうちに浮気相手を作っていないかなどは、夫婦であるからこその懸念事項です。しかし、町で見かける「ちょっとちょっと、大丈夫なの!?」と思うようなご夫婦は、当事者ではないのに当事者以上に危機感を抱いてしまうもの。わが身に置き換え「気をつけないと」と思うより先に「ね、そこは穏便に」「まずは話し合いましょうよ」「夫婦の会話もキャッチボールですよ。ね?」「これは明らかに浮気の現場」なんて、こちらがかえって慌ててしまいます。
ひとしきり他所のご夫婦の離婚危機を心配したら、今度は冷静になって自分のことを考えてみましょう。
「我が家は離婚危機など無縁」というご夫婦もいらっしゃるかもしれません。離婚の瀬戸際になくても、町で見かけた他所のご夫婦の心配な態度は、今後の夫婦生活に役立てることができるはず。
これも一つの切っかけと考えて、夫婦円満への糸口に、町で見かけた離婚が心配な夫婦の光景を一つの情報や反省点として生かしてみてはいかがでしょうか。