パートナーは「それほどモテないよ」なんて公言しておきながらも、やはり愛していれば浮気は心配なものです。仲の良い夫婦であればあるほど内心では他の異性に惹かれてしまう瞬間が来るのではないかと心配になってしまうはずです。心配を覚えた瞬間に何となく「浮気の対策法」「浮気の予防はどうすればいいのだろう」と考えてしまいませんか。
浮気は心の問題だからこそ、完全にリスクをゼロにすることはできません。どんなに真面目な人間でも、その日の出来事や体調などによって精神状態が変わってくるからです。状況によって、いかに倫理観のある人間でも、ぐらりと他所の異性に気持ちが傾いてしまう瞬間があります。
浮気対策として有効な方法とはどんなものでしょうか。現在は特に浮気をしている気配はなくても、今後も浮気を絶対にしないとは限りません。現在の良好な関係を継続したいと願う夫婦はどんなことに気をつけたらいいのでしょうか。
実は、浮気の防止は日常の中の「意外なこと」が効果的なのです。意外なこととは何なのか。そしてその意外なことのためには日常の中にさらにどんなことを取り入れたらいいのかを解説します。
浮気防止の方法は「夫婦の会話」?
浮気の防止に効果的な「意外なもの」とはどんなものか想像がつきますか。
特別な方法ではありません。お金がたくさん必要な方法というわけでもありません。法律に規定された特別な事柄というわけではありません。浮気防止に効果的な「意外なもの」は、世の中の夫婦の日常の中に、当たり前のように転がっています。難しく考える必要もありません。
意外なもの・・・それは「会話」です。「夫婦の会話」こそが、お金を使わず、特別でもない浮気防止に効果的な方法なのです。
こんな話をすると「どうして?」と疑問に思うかもしれないですね。夫婦の会話が浮気の防止に効果的であれば、世の中で浮気をしている夫婦はもっと少ないことでしょう。一緒の時間を過ごすことの少ない夫婦でも、夫婦である以上、日常的に会話はするはずです。また、会話の少ない夫婦やお互いに一人の時間を大切にする夫婦でも、一日に一度は挨拶をしたり、必要な言葉を交わしたりするはずです。会話が浮気の防止方法として効果が期待できるなら、これだけで浮気の防止ができてしまうことになります。
どんな夫婦も多かれ少なかれ会話をしているのに、日本の離婚理由の第2位は浮気による離婚です。日本の現状を考えると、夫婦の会話はまったく浮気の防止になっていないとさえ思えてしまいます。しかし、決してそうではありません。
浮気の防止になる夫婦の会話とは、ただの会話ではなく「楽しい」「何気ない」「笑顔」「弾む」が伴っている会話でなければいけません。例え夫婦の会話であっても、共同生活に必要な情報のやり取りだけでは「楽しく弾んだ夫婦の会話」とは言えません。
つまり、夫婦の会話なら何でも浮気の防止効果が期待できるわけではなく、会話の中でも特にお互いが良い意味でプラスに感じる会話には浮気の防止効果があるということなのです。
どうして夫婦の会話が浮気防止の方法になるの?
一つの例を挙げましょう。想像してみてください。
通りで夫婦とすれ違った時に、その夫婦がお互いを見て微笑んでいたら、どんなことを考えますか。また、カフェで隣の席に座った夫婦が何気ない話題で盛り上がっていたら、どんな印象を受けるでしょうか。おそらく多くの方が「仲の良い夫婦だな」「夫婦円満だな」と思うことでしょう。そう、こういった会話こそが浮気の防止になるのです。
楽しい会話は楽しい空気を作ります。笑顔も作ります。会話が弾むと、その人に対する好意がさらに増します。会話によりさらに好感度が上がるという心理が働きます。
まったく血縁もなく、ほとんど面識のない営業マンがいたとして、その営業マンと何気ない会話で盛り上がってしまったらどうでしょう。いずれ買う商品ならこの営業マンから買おうと考えてしまいませんか。あまり必要ではない商品でも「できれば買ってあげたいな」という情が湧かないでしょうか。夫婦円満、そして浮気防止のポイントは、この「弾む会話により増す気持ち」なのです。
浮気の防止に大切なことは夫婦円満です。通りですれ違った夫婦のような「仲の良い夫婦だな」という印象を持たれるような円満さこそが浮気を防止します。その夫婦円満は「会話」と、「会話による気持ちの増加」が作ります。
夫婦の会話により気持ちを深めることが浮気防止の方法
夫婦はお互いに好意を持っているからこそ婚姻届を提出します。結婚男性側が一方的に好きであっても、できません。もちろん、女性側が一方的に想いを寄せていても駄目です。二人の間に「お互いを向いた感情の矢印」がある。これが結婚の条件なのです。結婚した段階で、基本的にお互いに対する感情はあると言えます。
しかし、感情はかたちのないものです。しかも、一度好きになっても、感情は永遠に続きません。一説によると、人間の恋愛感情は長くても1~3年程度でマンネリしてしまうとか。早い人では、半年でマンネリの兆候が見られるそうです。
今までは誰よりも好きだったパートナーが、恋愛感情が永続しないからこそ、徐々に感情が薄れ、好きではなくなることがあります。また、好きではあるのだけれど、以前より好意の度合いが下がってしまうことがあります。人間の感情は増減するからこそ複雑です。
パートナーへの愛情が減ってしまうと、その分だけ浮気に走りやすくなります。愛情が底をついてしまうと、最悪の場合は離婚に至ることも考えられます。気持ちは婚姻届けを提出しても変化するからこそ、普段からお互いの愛情の増減には敏感でいたいものです。
「楽しい」「何気ない」「笑顔」「弾む」会話を交わすことで、夫婦であってもお互いに対する感情がぐっと深まります。ほとんど縁のない営業マンでも良い意味で会話がはずめば親近感や情が湧くわけですから、もとから好きな人ならなおさらです。
ちょっとした会話でお互いへの感情を深め、会話による夫婦円満を意識しましょう。
最後に
夫婦の愛情も永続しないからこそ、普段から自分たちの「気持ち」を意識しておくことは重要です。なぜなら、愛情も時の流れと共にマンネリ化する(減る)ことがあるからです。そこで、会話による夫婦円満も意識しておきましょう。楽しく、そして何気なく会話を重ねることで、お互いに対する情が深まります。情が深まればその分だけ浮気の防止になります。ひいては夫婦が長く仲良しであることに繋がるというわけです。
反対に、会話が減ったら要注意です。会話が減るということはお互いに対する関心が薄れている可能性が考えられます。また、時の流れと共に情が変化していても、会話により気持ちを深められるシーンが少なくなるということでもあります。
夫婦円満と浮気の防止の鍵になるのは会話です。逆に考えると、会話が極端に少なくなってきたら、浮気のスタート地点に立っている可能性があると考えてもいいかもしれないですね。夫婦でよく考えておきたい問題です。