配偶者の浮気が発覚した場合、証拠を集めるために探偵事務所に依頼をする場合もあると思います。
しかし、調査は依頼者の見えないところで行われているため、進行状況など気になる点は沢山出てくるのではないでしょうか。
だからこそ、浮気調査は安心できる探偵事務所に任せたいですよね。
悪徳探偵事務所の場合、調査の依頼をしている際に、(なんとなくおかしいな…?)と思うような言動をとることがあります。
事前に被害を防ぐためにも、「悪徳探偵かどうかを見分けるポイント」を知っておくことは大切です。
そこで今回は、悪徳探偵事務所が見せる5つのサインについてご紹介していきます。
事務所の所在地が明確でない
最近はあまり見られないようですが、探偵事務所が住所を知らせてくれないこともあるようです。
そのような場合は以下の2つの理由が考えられます。
1、個人(自宅)でやっている
2、金銭目当て
ある程度の金額を払うため、事務所の所在地が分からないというのは、依頼者にとってはかなり不安ですよね。
個人で探偵をやっている場合、自宅を事務所にしているケースもあるので、あまり知らせたくないということもあるかもしれません。
しかし、余程の事情がない限り、最後まで所在地を教えないということはないと思います。
一番考えられるのが、お金だけ受け取ってその後は一切連絡がないというパターンです。
普通はホームページなどに事務所は記載してあるものですが、もし見つからない場合は注意が必要です。
なぜなら、探偵業の届け出をする場合は営業所を知らせる必要があるからです。
そもそも営業開始届出をせずに営業をする自体が違反であるため、その時点で疑いにかかった方が良いでしょう。
また、架空の住所を教えられる場合もあるため、所在地がはっきりしない探偵事務所への依頼は避けた方が良いと言えます。
やたらと焦らせてくる
配偶者に浮気をされた際は、かなり精神的に参っている状態になります。
そのような心理状態を察して優しい言葉をかけてから、「一刻も早く調査をした方が良い」と催促をしてくる業者には注意が必要です。
確かに、浮気の証拠を早くつかんだ方が良い場合もありますが、その決断は依頼者が下すものです。
そうであるにも関わらず、業者の側が不自然に焦らせてくる場合は少し不信感を持った方が良いかもしれません。
そもそもそのような言葉でしか契約をとれない探偵事務所に浮気調査を依頼したいでしょうか?
現状をよく理解しないまま、とりあえず契約書にサインをさせて、気が付いたら連絡が取れなくなってしまった…ということにもなりかねませんので、どんなに急かされても本当に任せてもいいか、1度冷静になって考えることも大切です。
料金が安すぎる
悪徳探偵業者とのトラブルで最も多いものが、金銭に関することです。
安い料金設定を掲げている探偵事務所は確かに魅力的かもしれませんが、あまりにも安すぎる場合や、内訳が不明瞭である場合は、気を付けた方が良いかもしれません。
料金を安くすることで誰でも簡単に相談が出来るようにハードルを低くして、それから相手の懐事情を探るというケースもあるそうです。
「ご予算はどのくらいでしょう?」と支払える金額を聞かれると、現状に合わせた料金プランを提示してくれるのかな?と思ってしまいがちです。
ですが、いくらまでなら支払えるのかと探りを入れている場合もあります。
もしも、ある程度金銭面で余裕があると知り、突然高額な請求をしてくるケースもあるそうです。
悪徳探偵事務所は、契約さえ取れれば後は関係ないのです。
他にも着手金が成功報酬よりも高くないか、キャンセルをした場合は返金をしてくれるのか、などもきちんと確認しましょう。
また、成功報酬に関しては、成功の条件をしっかりと聞いておくことも大切です。
途中経過を知らせてくれない
冒頭でも述べた通り、探偵に依頼をする場合は本当に業務を行っているかを確認することが困難であるため、心配になってしまうこともあると思います。
そこで、確かめる唯一の手段と言えば、探偵からの経過報告になります。
依頼者に頼まれた業務を実行するだけでなく、その経過を報告することも探偵の仕事に含まれています。
そのため、探偵事務所側が経過報告を怠っている場合は、注意が必要です。
また、仮に報告をされたとしても、証拠となる写真がなく電話のみだった場合や、いつ調査を行っているのかが明確でない場合もあるため、安心はできません。
こちら側から聞かないと教えてくれないという際も疑った方が良いかもしれません。
他にも「浮気は確認できなかったので、提出する写真はありません」とはぐらかされてしまうケースもあるそうです。
お金を払っているにも関わらず、曖昧なことを言われると腑に落ちないですし、本当に浮気をしていなかったのかと2重にモヤモヤしてしまいますよね。
そのような不安を防ぐためにも、どこまで提出してくれるのかは契約をする前にしっかりと確認しておきましょう。
違法な手口を提案してくる
探偵業法で許可されているのは、「張り込み」「尾行」「聞き込み」になります。
それ以外の手段を提案してきた場合は、悪徳探偵事務所である可能性が高いです。
実行をするのは悪徳探偵のみだとはいえ、違反だと判明した場合、依頼者側も共犯者として扱われてしまいます。
また、そのような違法な手段で手に入れた証拠は有効ではありませんし、何かがあっても警察に相談することはできません。
いくら証拠をつかみたいとはいえ、法に触れるようなやり方を提案してきた業者への依頼は避けるようにしましょう。
トラブルは事前に防ぐもの
気持ちが焦ってしまうばかりに、聞こえの良い条件につられて契約をしてしまったら、悪徳探偵業者の思うツボです。
契約後に、悪徳探偵事務所だったということに気がついても取り返しはつきません。
浮気調査は夫婦の関係にも金銭にもかかわってくるため、依頼をする際は慎重になる必要があります。
事前にある程度の知識を身につけておくことで、トラブル防止にもつながります。
早く結果を知りたい気持ちも分かりますが、少しでも怪しいなと思ったら、はっきりと断るか、その場では契約をせずに1度冷静に考えるようにすることが大切です。