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浮気調査を探偵事務所に依頼したら、一体どこまでのことをやってもらえるのでしょうか?浮気の確認をしたらそれで調査終了?それとも離婚の話し合いまで探偵が加担してくれる?この辺りがとても気になる所ですよね。
今回は浮気調査で探偵はどこまでやってくれるのか?をわかりやすくお伝えしたいと思います。
浮気調査で探偵がすること
まず浮気調査で探偵が担う役割ですが、それぞれの目的と今後の身の置き方によっても異なります。単なる浮気をしているという確証が欲しいだけなのか、それとも離婚に向けて決定的な証拠がほしいのか?浮気相手の素性までも知りたいのか?依頼主の目指すところが浮気による離婚であったり慰謝料の請求であった場合には、裁判でも使用することのできる調査報告書というものを用意しなければなりません。複雑ですね。
どこまでやってくれる?それぞれの目的別
では目的別に分けて、どこまでやってもらえる(やってもらえばいい)のかを説明したいと思います。
目的は復縁、関係の修復である
配偶者が浮気をしていたとしても、一度なら許せる・・・もう一度関係を見つめなおして修復していきたい。そのためにも浮気を認めさせたいから探偵に依頼した。こういったケースで必要となるものは、浮気をしているとわかる証拠です。もちろん肉体関係を持っている、というところまで把握できれば言い逃れが出来ませんが、人によってはそこまでの証拠がなくとも「異性と腕を組んでデートをしている写真があればいい」「親しげにレストランで食事をしているとわかればいい」などという人もいます。この場合にはラブホテルに出入りする決定的な証拠写真がなくとも、親密な様子を写真に収めることができれば十分でしょう。
最終的には離婚したい、有利に離婚を進めたい
離婚を前提とした浮気調査であれば、配偶者の不貞行為の証拠が必要です。不貞行為とは「婚姻を継続しがたい重大な事由」にあたります。それを証明するには配偶者の不貞行為を認められるだけの証拠を提示しなければなりません。この場合の不貞行為とは肉体関係を示します。不貞行為の証明には浮気相手とラブホテルに出入りしている写真を最低でも2回以上用意することになります。不貞行為が行われている場所が自宅や相手方のアパート等の場合には、5回ほどの出入りがわかる写真に、照明の消えた時間などの詳細も必須です。なぜならばラブホテルと違って自宅は居住する場所であり、必ずしも肉体関係を示唆する施設ではないからです。
浮気相手から慰謝料をとってやりたい!
この場合では離婚同様に浮気の決定的な証拠とともに、浮気相手の素性を知る必要があります。なんという名前でどこに住んでいるのか?年齢や勤務先など個人情報ですが、相手のことを知らずして慰謝料の請求は出来ないからです。また、慰謝料を請求する前提でなくとも、夫や妻と別れてほしいといった話し合いをしたいときにも浮気相手のことを知る必要があります。探偵はプロですから、怪しまれることのないように浮気相手の素性を調べてくれます。
もちろん、目的が関係の修復であっても、依頼主が望めばラブホテルなどへの出入りの証拠写真を撮影してもらうことは可能です。ですが確実な証拠写真を撮るには時間がかかりますし、人員も多く必要となるため探偵の費用が高くついてしまうこともあります。慰謝料を請求するといった前提であれば慰謝料から支払えますが、そうでない場合には妥協も必要かもしれません。費用を抑えるためにも目的に応じた目標というものは大事です。
探偵と弁護士は浮気調査ができるのか?
探偵は浮気調査を請負いますが、弁護士は浮気調査を請負うことはありません。そもそもが探偵と弁護士では業務の内容が全く別なのですから。弁護士は慰謝料の額について相談にのったり、証拠をどのようにして収集すればいいのかを教えてくれたり、持ち込んだ証拠品が裁判で通用するものかどうかの判別をしてくれます。弁護士は探偵のように浮気調査をする仕事ではありません。弁護士が浮気調査のための探偵を紹介することや、その逆はありますが、双方では仕事の内容が大きく異なるということを知っておいてください。
探偵はどこまでできるの?
では探偵はどこまで調べることが可能なのでしょうか?弁護士であれば個人情報の開示請求なども仕事の範疇ですが、探偵はそういったことができません。ですが「探偵業法」に則った違法ではない方法で情報の収集を行うことはできます。俗にいう尾行や聞き込みなどで浮気相手の氏名・住所などを調べていきます。どこまでできるか?という問いには「違法でない範囲でできる」ということです。※もちろん弁護士も違法になるようなことはしません。
合法的でない方法で情報収集を行う探偵(を名乗る)もいますが、そのような業者は公安委員会に探偵業の届出をしていない業者ですのでご注意ください。
探偵業法とは・・・平成19年6月に施行されたもので“探偵業について必要な規制を定めることにより、その業務の適正を図り、もって個人の権利利益の保護に資することを目的としたもの”です。営業所の所在地の公安委員会へ届出を行うことで探偵業届出証明書が交付されます。探偵業法に違反した場合には行政処分の対象となります。
探偵は浮気調査を違法にならない範囲内で行うもの
どこまでやってくれるのか?本当に浮気調査をしっかりとできるのか?探偵の調査能力というものはすごいもので、よくここまで調べることができるものだと感心するほどの内容です。探偵のする浮気調査は法を犯すことのない範囲での調査ですが、豊富な経験に加え、独特の機材やプロフェッショナルな人材を起用することで素人にはできない調査も可能なのです。
探偵業には警察のOBも数多く在籍しています。探偵業自体に特別な資格や試験は必要ありませんが、経験豊富な警察OBを起用することで弁護士のような特別な権限がなくとも的確な情報収集をすることができ、そうして得た証拠は離婚裁判などでもしっかりと認められるものとなるのです。
浮気調査のあとはアフターケアで
浮気調査を探偵に依頼し、決定的な証拠をつかむことができたとして、次は誰に相談すれば良いのでしょうか?先程も述べましたが、弁護士が探偵を紹介することもあればその逆もあります。探偵事務所の中には依頼者が次の段階へ進めるように、弁護士や司法書士などを紹介してくれるところがあります。探偵ができるのは相談と浮気調査までですが、その後のアフターケアも欠かさずしっかりとしてくれる探偵事務所であれば安心ですね。